サステナブルな生活を目指す!食品ロス削減でわたしたちにできることとは?

優花の【おきがるエシカル】サステナブル・オーガニック・SDGs サステナビリティ

サステナブルな生活を目指す!食品ロス削減でわたしたちにできることとは?

こんにちは、神奈川県在住の優花です。子ども二人と保護猫の「ひなちゃん」と「小次郎」を育てる母親として、日々忙しい日々を送っています。そんな中、わたしと夫、そして家族全員で取り組んでいることがあります。それは「サステナブルな生活」。特に「食品ロス」の削減には真剣に取り組んでいます。

日本では食品ロスが年間638万トンも発生していると言われています。この数値は驚きですよね。しかし、実はこの問題は世界中で深刻になっており、各国で様々な取り組みが進められています。今回は、サステナブルな生活を目指す上で、食品ロス削減に関する日本の具体的な事例や世界の取り組みについて、そしてわたしたちにできることについてご紹介したいと思います。


食品ロスの現状とその影響

日本の食品ロスの現状

日本では、毎年約638万トンの食品が捨てられています。この量は、東京ドーム約32杯分に相当するもの。そして、このうち約6割は家庭から出る食品ロスです。これは驚きの数字ですよね。わたし自身も、以前は賞味期限が近いものや少し傷んだ野菜などを捨ててしまっていたことを思い返すと、反省してしまいます。

「なぜこんなにも食品ロスが発生しているのか?」と考えると、主な要因として、賞味期限・消費期限に対する過度な警戒や、見た目を重視する文化が挙げられます。日本の消費者は、安全な食品を求めるあまり、少しでも品質が落ちると感じたものを避けがちです。このため、店舗では微妙な傷が入った野菜や、期限が近い商品が続々と廃棄されてしまいます。

また、食品ロスの問題は環境問題としても深刻です。捨てられた食品は、埋め立て地にて分解される際にメタンガスを発生させ、温室効果ガスとして大気中に放出されてしまいます。

世界の食品ロスの取り組み

世界各国でも食品ロスは深刻な問題となっています。例えば、フランスでは2016年から大規模なスーパーマーケットにおいて、未使用の食品を廃棄することを禁止しました。これにより、食品が必要な団体や施設に寄付されることが増えました。

また、デンマークの首都コペンハーゲンでは、「Wefood」という名のスーパーマーケットが注目を集めています。この店舗は、賞味期限が過ぎた食品

や見た目が悪い食品を低価格で販売しているのです。

これらの取り組みを見ると、食品ロス問題への対策は、法的規制や、消費者の意識改革だけでなく、新しいビジネスモデルの提案も必要であると感じます。


サステナブルな取り組みとその成果

日本の取り組み:食品ロス削減の動き

日本でも、食品ロスの問題に対する取り組みが進められています。2019年には「食品ロス削減推進法」が施行され、国や自治体、事業者、そして私たち消費者への取り組みが求められるようになりました。

具体的な事例として、スーパーマーケットの「セイユウ」は「賞味期限が迫った商品」を特価で販売する「今日のお買い得」コーナーを設けることで、食品の廃棄量を減らす取り組みを行っています。また、東京都内の「食品銀行」は、企業から寄付された未使用の食品を、福祉施設や生活困窮者へ届ける活動を行っています。

このような取り組みの結果、食品ロスは少しずつ減少してきているのです。2015年の食品ロス量は755万トンでしたが、2019年には638万トンと、約15%も減少しています。

家庭での取り組み:わたしの実践

家庭での取り組みも非常に重要です。わたし自身も、賞味期限が迫った商品や、見た目が良くない野菜を積極的に使用するよう心がけています。また、夫や子どもたちにも、食品を大切にする意識を持たせるために、一緒に料理をしたり、食材の管理方法を教えています。

ひなちゃんや小次郎と一緒に暮らしていることも、食品の大切さを再認識させてくれます。彼らが残したご飯や、少し傷んだ野菜は、スープや煮物に再利用することで、無駄なく食材を使用しています。

世界の取り組み:サステナブルな生活の実現へ

世界各国でも、サステナブルな生活の実現を目指す動きが広がっています。南米ペルーでは、農家と消費者を直接結びつける「フードハブ」が設立され、中間業者を介さない直売が行われています。これにより、生産者と消費者の距離が近くなり、食品の価格も安くなっています。

また、オーストラリアでは「OzHarvest」という組織が、企業からの食品の寄付を受け取り、それを必要とする人々へと届ける活動を行っています。これにより、食品ロスの削減と同時に、飢餓問題の解決にも貢献しているのです。


食品ロス削減でわたしたちにできること

賞味期限や消費期限を正しく理解する

まず大切なのは、賞味期限や消費期限を正しく理解すること。賞味期限は、製品が最もおいしく食べられる期間を示すものであり、過ぎても食品が危険になるわけではありません。一方、消費期限は食品の安全を示す期間であり、こちらは過ぎると食べるのは避けた方が良いです。しかし、どちらの期限も、冷蔵・冷凍保存によっては伸ばすことが可能です。

わたしも家で、冷蔵庫の管理をしっかりと行い、食材の状態や期限を確認しながら調理するよう心がけています。特に夫がIT企業に勤めているため、家事の効率化や食品管理に関するアプリを活用することも増えました。

余った食材をアレンジして再利用する

食事の残りや、少し傷んだ野菜など、捨ててしまいがちな食材をアレンジして再利用することで、食品ロスを減らすことができます。例えば、余ったご飯はおにぎりやチャーハン、残った野菜はスープや煮物として再利用できます。

わたしの家では、子どもたちと一緒に料理のアレンジを楽しむこともあります。特にひなちゃんと小次郎が喜ぶような料理を考えるのは、家族の絆を深める良い機会となっています。

コミュニティやサービスを活用する

近年、食品ロスを減らすためのコミュニティやサービスが増えてきています。例えば、食材のシェアリングサービスや、食品の寄付を受け付ける食品銀行、余った食材を販売するプラットフォームなど、様々な取り組みが行われています。

わたしも、神奈川県内で活動するコミュニティに参加し、余った食材をシェアしたり、食品銀行に寄付することで、食品ロス削減に貢献しています。


よくある質問と答え


Q1:賞味期限が過ぎた食品は、絶対に食べてはいけないのでしょうか?

A1: いいえ、賞味期限はあくまで製品が最もおいしく食べられる期間を示すもので、過ぎても必ずしも食品が危険になるわけではありません。ただし、状態や匂いなどを確認し、異常がある場合は避けた方が良いです。


Q2:どうして日本の食品ロスはこんなにも多いのでしょうか?

A2: 日本の消費者は、安全な食品を求めるあまり、賞味期限や消費期限、そして見た目を重視する文化が根付いています。このため、少しでも品質が落ちると感じたものを避けがちで、それが食品ロスの増加につながっています。


Q3:食品ロス削減のためには、どのようなアプリやサービスを利用すると良いですか?

A3: 食品の管理やレシピ提案を行ってくれるアプリ、食材のシェアリングサービス、食品の寄付を受け付ける食品銀行など、様々なサービスが存在しています。具体的なサービス名や詳細は、地域や利用環境により異なるため、自分のライフスタイルに合ったものを探すことをおすすめします。


Q4:家庭での食品ロス削減のための具体的なアドバイスはありますか?

A4: 余った食材のアレンジ料理を試みる、冷蔵庫の中身を定期的にチェックして料理の計画を立てる、食材の正しい保存方法を学ぶなど、日常のちょっとした工夫で食品ロスは削減できます。


Q5:食品ロス削減の取り組みは、環境問題としてどのような意味がありますか?

A5: 食品ロスは、埋め立て地で分解される際に温室効果ガスの一種であるメタンガスを発生させます。食品ロスを削減することで、このガスの排出量を減らし、地球温暖化の抑制に寄与することができます。


まとめと感想

食品ロスは、日本だけでなく世界中で深刻な問題として認識されています。そして、この問題は私たち一人一人の日常生活と深く結びついていることを、この記事を通して改めて感じました。

日本の食品ロスの現状、世界の取り組み、そしてわたしたちが日常でできること。これらを知ることで、少しでも食品ロス削減に向けた意識を高めるきっかけになれば嬉しいです。また、各国の取り組みやサービスを知ることで、新しい発見や学びも多く得られました。

わたし自身、子どもたちや保護猫のひなちゃん、小次郎と共に生活する中で、食品を大切にすることの大切さを日々実感しています。賞味期限や消費期限を過度に警戒することなく、食材の状態や美味しさを確認して料理すること。そして、余った食材をアレンジして再利用する楽しみ。これらは、食品ロスを減らすための取り組みとしてはもちろん、家族の絆を深める機会としても非常に価値のあるものと感じています。

最後に、食品ロス削減の取り組みは、単に無駄をなくすためだけでなく、地球環境の保護や未来の世代への継承という大きな意義も持っています。一人一人ができることから始め、サステナブルな生活を目指していきたいと思います。

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